2017年1月10日火曜日

オバマさんも味わった「Kobe beef」


神戸最古の日本人経営の牛肉店のひとつ 

 神戸牛はあのオバマ大統領も味わったという世界に通用するブランドです。な・の・に、神戸に住んでいながら食べたことのない私。いつか、食べる時が訪れたときのために、神戸ビーフについて調べました。


神戸牛とは?

神戸市ホームページより引用


 神戸牛とは神戸地方で肥育された肉用牛のこと。黒毛和種に属する但馬牛を農厚飼料で特別に飼育しています。肉の筋繊維の間に脂肪が混ざり、いわゆる霜降り肉になります。そのため、高級和牛肉として出荷されています。
 神戸牛の素牛である「但馬牛」は、約1200年前の「続日本書紀」に その名が登場するほど歴史が古い牛です。食用と言うよりは 田畑を耕したり荷車を引っ張ったりする「使役牛」としての 役割がほとんどだったようです。
 時は慶応3年12月7日(西暦1868年1月1日)、 日本で初めての 貿易港として神戸港が開港されました。
 開港前は牛肉を食べる習慣がなかったため、牛を解体する施設がなかった神戸で当時使役牛だった但馬牛をイギリス人が解体し、 販売したのが神戸牛の普及する始まりと言われています。
神戸牛の美味しさの秘密
 美味しさの秘密は3つの要素がある。1つめは融点の低いサシ(脂肪分)がとくに細かく筋肉の中に入り込んでいる霜降りであること。2つ目には赤身の肉繊維がきめ細かく、上品な甘みがあることが挙げられます。最後の秘密は、脂肪の風味の決め手であるオレイン酸やうまみ成分のイノシン酸を豊富に含んでいることです。
 このように、神戸牛には科学分析に基づいていることが分かりました。


神戸牛を食べる


 神戸牛について調べていくうちに、「食べたい!」と思い、手軽に神戸牛を食べられるお店に行きました。

そのお店は、本神戸肉 森谷商店さんです。元町駅から1分ほど海側に歩くとある創業明治6年の神戸牛の老舗の精肉店です。店頭で販売しているコロッケなどを買い求めるお客さんでいつ行っても行列ができています。毎日2000個、多い日は3000個のコロッケが売れるそうです。
 私も並んでコロッケを食べました。初めてではなかったですが、いつ食べても変わらない味で何個でも食べられると思うくらい美味しかったです。
 コロッケ90円

神戸ビーフ指定登録店

 

 神戸の街を歩いていると、神戸牛が食べられる店に牛が描かれたブロンズ像の看板を見かけます。今まで、なぜ分かりやすい所に置いているのだろうと疑問に思っていました。そこで今回の機会に調べてみました。

 約10年前神戸ビーフはどこで食べられるのか、買えるのか、といった声が多かったそうです。そこで、神戸肉流通推進協議会では、平成19年に地域団体商標登録を行い、繁殖農家を含む生産農家から販売先まで、すべて指定登録制にしました。卸売店、小売店、飲食店では、店頭での会員証・指定証・ブロンズ像を掲示しています。
これらは本物の神戸ビーフを扱っているという証になっています。

まとめ

 神戸に住んでいますがあまり神戸牛を食べる機会はありません。そのため、コロッケのような手軽に神戸牛を味わえるのはとても良いと思いました。観光客も多く、神戸の魅力がもっと広がっていけばいいなと思いました。


参考文献
出典:旭屋(http://www.asahiya-beef.com/trivia.html)
出典:本神戸肉森本商店(http://www.moriya-kobe.co.jp/)
出典:神戸ビーフ・神戸肉流通推進協議会(http://www.kobe-niku.jp/contents/about/definition.html)
画像:( http://www.1129tamaya.com/contents/2014/02/post-5.php)

取材 松井千紘