2016年3月7日月曜日

「圧巻!セブンシーズ・ボイジャー」(2016/3/5)



1.会場へ

神戸港に豪華客船、「セブンシーズ・ボイジャー」(バハマ船籍、4万2363トン)がやってくるということで客船フェスタ2016へ行ってきました!
貨物船の進水式の日は少し曇っておりましたが本日は快晴! ジャケット無しでも少し暑いくらい。せっかくいい天気なので会場のポートターミナルへは歩いて行くことにしました。


元町駅下車、30分かけてポートターミナルへ向かう。

 休日の昼間と言うことで駅付近はかなり賑わっていましたが、海へ近づくに連れて少しずつ人が減ってきます。




 しかし神戸大橋手前までくるとまた人影がちらほらと。客船フェスタのお客さんでしょうか? そうこうしているうちにポートターミナルへ到着しました!




2.客船フェスタ2016について


 会場はかなり広かったのですがあまり混雑はしていません。到着したのが出航30分前とあって皆テラスに集まっていたようです。お客さんは年配の方が多いかと思いきや親子連れや大学生の友達グループなどさまざま。幅広い年代が来場しておりました。

~~~~~interview~~~~~

このイベントを担当されている神戸市のみなと振興部振興課の岡村さんにお話をお聞きしました。

よろしくお願いします。まず今回のイベントについて教えていただけますか。
 まずこの客船フェスタは大きく三部のイベントで構成されています。まずはどうぶつ王国から来てくれたアルパカのりく君と記念撮影。次にクルーズライター上田寿美子先生による講演会です。上田先生はTV番組にも出演された一流クルーズライターですのでとてもおもしろいお話が聞けると思います。そして14:05からの出航イベントです!須磨翔風高校和太鼓部と神戸山手大学吹奏楽部による演奏セレモニーでお見送りします。

今回のイベントの狙いとは何ですか。
 今回のイベントを通じて皆さんに神戸港をアピールすることができれば、と思っています。神戸港には年に100隻はクルーズ船が寄航します。来年にはあのクイーンエリザベス号もやってくるんです!もちろん神戸港から乗船できます。すこしお高いですけどね(笑)。

すごいですね!海外船だけじゃなくて、国内のツアーとかもあるんですか。
 日本国内を廻る船は三隻あります、国内船も少しお高めですよ。オススメはカジュアルシップですね。これは、堅苦しくなくエンターテイメント性が高いですね。
 
今回、このイベントに参加して、こんな大きな船が神戸港に出たり入ったりしていることを初めて知りました。どうもありがとうございました!

神戸港からはダイヤモンド・プリンセスやマリナーオブ・シーズなどのクルーズ船に乗れる


3.ついに出航!

 そして迎えた14:25。テラスにて和太鼓の演奏が始まりました。須磨翔風高校和太鼓部です。
 力強い演奏の合間合間に船内、テラス、場内問わず、拍手が沸き起こります。僕も、何度かカメラとメモをポケットに突っ込み拍手の渦に加わります!そして歓声をバックに和太鼓部が退場すると次は神戸山手大学吹奏楽部です!

 印象深かったのはやはりYOUNG MAN (Y.M.C.A.)。そう、ヤングマン!日本人も、外国人乗客も踊らずにはいられない! 



演奏の途中、ふと辺りが静まり返りました。演奏もそこで途切れます。
そして前を見ると、ゆっくり、ゆっくりと水面があわだちついに!船が動き始めます!


 
 それと同時に吹き渡る嵐の「Happiness」。
 みんなが手を大きく振り、合わせるように船も岸からゆっくり離れていきます。完全に岸から離れたとき、曲が小さな世界に変わりました。いろんな国の人が知っている曲を一緒に聞いて挨拶する。言葉は通じなくても見送る人と見送られる人が手を振り合って声を掛け合っているのは見ていてとても気持ちがよかったです。


手前が兵庫県警の警備艇、すごく小さく見えます! 

 これで出航イベントは終了......なのですが見送りのかたがたの中に気になるものを持っている方々が!


 上の紅白旗がアルファベットの「U」、下の四角模様が「W」をそれぞれあらわしているようです。これは国際信号旗。UとWの組み合わせは「安航を祈る」。
 今回旗を持っておられたのは、「神戸港ウェルカムポイントの会」というサークルの方々。鳥瞰図作家の青山大介さんが会長を務めているそうです。

 今回の取材を通して、神戸港や旅行者の方との交流がもっと盛んになればいいな、と思いました。




おまけ


HAPPINESS



ヤングマン



太鼓

取材 中村隆之