2015年8月14日金曜日

第1回 神戸港ラテンアメリカン・カーニバル レポート vol.3


船上から神戸港の景色を満喫!

    「コンチェルト遊覧編」の巻


81日(土)コンチェルトのバックヤードツアーに続いて神戸港の遊覧に参加しました。

神戸港を周遊する船旅へ


 バックヤードツアーでコンチェルトの裏側を勉強したら、いよいよ神戸港を周遊する船旅スタートです。ドラの音が元気よく神戸港に鳴り響いたところで、いざ出航~!モザイクに来ていたお客さんや大観覧車、さらにはその後ろに位置するアンパンマンこどもミュージアムのアンパンマンに見送られながら出発しました。では、いってきまーす!


  コンチェルトの遊覧はランチクルーズ、ティークルーズ、そしてディナークルーズという3種類に分かれていて、時間帯によって異なります。また、それぞれのクルーズの時間に合わせて、ランチメニュー、ティーメニュー、ディナーメニューといった船内で調理される料理も楽しむことができるそうです。海上からの景色を眺めながら室内で出来たての料理を堪能できるのも、コンチェルトクルーズの魅力の一つです!

今回私たちみなとこうべ広報応援団が参加したのはティークルーズ(15:00~16:30)。明石海峡大橋を目指す途中にもポートアイランドや神戸空港が見えるみたいです。その他にもどんな名所が船から見れるんだろうとわくわく。




 

神戸港に浮かぶポートアイランド


出発から程なくして、左に窓の外にレンガ造りの建物があるのが見えてきました。神戸学院大学のポートアイランドキャンパスです。ポートアイランドとは、神戸港内にある人工島。1966年に六甲山の土で埋め立てが始められました。1981年にできた第一期の人工島は、当時、世界最大だったそうです。今では、ポートアイランドには神戸学院大学をはじめ4つの私立大学のキャンパスが隣接しています。海上から見る神戸学院大学ポートアイランドキャンパスは、いつもと違う表情を見せてくれました。

潜水艦をつくる造船所

川崎造船所

ポートアイランドを後にすると、お次は大きな工場のような建物が右に見えてきました。ここが川崎重工グループや三菱重工業の造船所です。この二つの造船所では船のほかに潜水艦も造っているらしい!時季によっては実際に潜水艦をコンチェルトから見ることもできるそうです。
 こちらの写真が川崎造船所。川崎重工業株式会社は1878年に創業者・川崎正蔵が東京築地に川崎築地造船所がルーツです。その3年後にここ川崎兵庫造船所ができたようです。130年以上の歴史があるんですね、驚きです!ここでは潜水艦を含む様々な種類の艦船、航空機や鉄道車両、さらに鉄橋などを建造しているそうです。

三菱造船所

 そしてこちらが三菱の造船所です。1905年に開設され、こちらも100年以上創業している歴史ある造船所です。主にクルーズ客船やコンテナ船、潜水艦を含む船舶などが造られているそうです。
 船や潜水艦を造っている、ということで一緒に乗船していた子ども達も窓から見える造船所に興味津々!私も同様に窓に張り付いてじっくり観察させて頂きました~。

神戸港沖に位置する空の玄関口


造船所を過ぎてコンチェルトはゆっくりと進んでいきます。しばらくすると、私たちの船からさらに沖の方に見えてきたのは神戸空港!ここ神戸空港の愛称は「マリンエア」。2006年に開港したそうです。ポートアイランド沖南側の人工島に位置しています。写真では見えにくいですが、右側にあるのが滑走路です。
 なかなか空港が上手く撮れないなぁ…と悪戦苦闘していると、親子で一緒に来ていたお母さんや子どもの「おお~!」という歓声が!ちょうど飛行機が神戸港に着陸しようとするところでした! 皆さんカメラをスタンバイ!私も今度こそは撮りたい、と意気込みましたがなかなか上手くピントが合わず…。写真に綺麗に収めることができないという結果に…残念です!

世界最長の吊り橋!明石海峡大橋


 このコンチェルトが目指す最終地点は、世界最長を誇る吊り橋・明石海峡大橋!というわけで、ついにその姿が見えてきました。この明石海峡大橋は、神戸市垂水区と淡路市を結ぶ明石海峡を横断して架けられています。全長は3911mという世界一長い吊り橋であることからギネス世界記録にも認定されているそうです。私たちが参加したティークルーズよりも、ランチクルーズ&ディナークルーズではさらに明石海峡大橋の近くまで行くみたいです。
 立派に佇む明石海峡大橋にはまるで後光のように日光が照らされていました。たくさんの親子連れがそれを背景に写真を撮ったり、感嘆の声を上げたりと遊覧の最終地点に相応しい名所だなぁと感じました。十分堪能できたところで、コンチェルトは旋回して帰路につきます。

取材:山本千鶴