2015年8月10日月曜日

第1回 神戸港ラテンアメリカン・カーニバル レポート vol.2

「とってもラテンな気分を満喫」の巻


神戸港とは?

  兵庫県神戸市、大阪湾にある港のことで、慶応 3 年( 1868 年)に開港しました。国際貿易港・工業港・旅客ターミナルとして重要な役割を持ち、今では様々なイベントが開かれています。そのイベントで 8 月 1 日、 2 日の 2 日にかけて開かれる、第 1 回ラテンアメリカン・カーニバルに参加させていただきました。


なぜこのようなイベントを開いたのか?

 神戸国際観光コンベンション協会の高野さんにお話を伺いました。
 このイベントの原型となるものは、例年、海の日に行われていたサンバのコンテスト。それをさらにサンバ以外の南米の音楽も取り込んで南米のより多彩な魅力を伝えるためにバージョンアップしたそうです。1 回目の立ち上げなので大変だったのではないか尋ねると、大変でしたが、このようなことをすることによって子供たちが神戸港に興味をもってくれるきっかけになってほしいと仰っていました。そのためにイベントやグルメだけではなく子供向け、展示などをして皆に知っていただくよう様々な工夫を、知恵を出し合い新しいものを団体で協力して作り上げていったそうです。



神戸港はブラジルと縁が深い

 神戸港はブラジルととても縁が深いとのこと。「神戸市立海外移住と文化の交流センター」という建物が神戸市中央区にあります。そこはかつて「国立移民収容所」という名前で、海外移住者の出国手続きや健康診断を行い、語学や移住先の国に関する講習なども行っていました。 1928 年に建設され、ブラジルなどの中南米諸国へ 25 万人の移住者を送りだしました。なるほど、だから海外、特にブラジルと縁が深いのですね。このように様々な情報が展示コーナーにパネル展示されていました。

ラテンアメリカのグルメ

 会場をぐるぐる回ってみるといい匂いと、見たことのない料理名ののったメニューがたくさん。いくつか食べてみました。


 まず初めは、ブラジルとの縁が深いということを学んだ後だったのでブラジルの料理を食べることに。店の名前は「mexicokitchen × bar mu 」さん
これはシュハスコという料理で牛肉の串焼きでした。お店の方に聞いてみたところ、日本で言う焼肉みたいなものだそうです。ゴロゴロとした厚めの肉なので少し硬いのかな…?と思って食べてみたところ柔らかくてびっくり!ボリュームもありとてもおいしかったです。



  次に食べてみたのはメキシコの料理。お店の名前は「コロナリータ専門店 メヒカナリア」さん。ここではポークタコスとインカコーラという飲み物を頂きました。タコス、と名前は聞いたことはあるけど食べたことはなかったのでドキドキしながら食べてみると、ピリ辛でおいしい! 500 円で 2 個入りなので友達と分けて食べるのもいいかも。
 インカコーラはメニュー表にある「ペルーで一番人気のコーラじゃないコーラ。不思議な味わいにハマリます」と書いてあり、どういうこと!?と思い気になり買いました。そのお味は…最初はコーラだと思ったけど、後からバニラ風味の甘さがきました。なるほどコーラじゃないコーラの不思議な味わい…。先ほど紹介したタコスがピリ辛だったので一緒に飲むといい感じでした!



  最後に食べたのはチリの料理。お店の名前は「南米チリ家庭料理 グラン ミカエラ イ ダゴ」さん。ここではエンパナーダを頂きました。チリ風ミートパイだそうです。
食べてみると、パイというよりはパンみたいでした。生地がしっとりしていて美味しかったです。写真は少し食べて断面が見えたところ。具だくさんで、日本で言う菓子パンみたいな感じでした。

盛り上がるステージ





  グルメも色々食べてからステージを見たところ、キューバ音楽が演奏されていました。陽気な音楽でノリもよく、気づいたらリズムにのっていました。 1 曲目が終わり 2 曲目の曲へ、今度はさっきのノリノリな音楽とは違いゆっくり落ち着いた曲へ、 3 曲目はまたノリのいい曲でしたが 1 曲目よりもカッコいい感じでした。
 しばらく辺りを歩いてからまたステージに戻ると今度はサンバが!衣装も派手できらびやかでした。お客さんもたくさんいて写真を撮るのが大変でした。
 このステージに出演されている方たちは神戸や大阪を中心に活動していて、プロの方やそうでない方など様々だそうです。音楽やサンバの他にはアルゼンチンタンゴ、カポエラなども!ステージプログラムの種類が多くて驚きました。



  ラテンアメリカン・カーニバル全体を見てみると、親子連れ、日本以外にも外国の方が多い印象でした。とても暑い一日でしたが暑さに負けない元気なイベントでした!
以上ラテンアメリカン・カーニバルの様子でした!

取材:前田 梨那