2016年2月2日火曜日

神戸とパールの関係は… 神戸パールミュージアム 2015/12/20




神戸の旧居留地にある、レトロな真珠の博物館「神戸パールミュージアム」を見にいきました。

この神戸パールミュージアムでは、真珠のなりたちや魅力を伝える模型や実物の真珠を展示していて、神戸が「真珠の街」と呼ばれるようになった歴史を半世紀に渡って見続けてきた「日本真珠会館」という建物の目線で紹介するという、なかなか他にはない博物館でした。 

 

一万粒の幻想的な輝き「パールツリー」

 



 館内に入って最初に目を引くのは、約3ヶ月かけて、約10000粒の真珠をひと粒ずつ手作業で連ねたパールツリー。このパールツリーは、入ってきたものにダイレクトに真珠の魅力を伝える。また、上下からライトアップされているパールツリーは、超豪邸の巨大なシャンデリアをも想像させるほどの、サイズ感と輝きでした。



復興の鐘「ベルラ・ヴィータ」



 パールツリーを見た後は、阪神大震災の復興記念に制作されたベルラ・ヴィータを見てみてはどうでしょうか。この鐘は、阪神大震災から10年たった2005年に、パールシティー協会が復興記念に制作したものです。ベルラ・ヴィータという名前は、一般の方から募集した名前で、ベルラ・ヴィータというのはイタリア語で、日本語に訳すと「真珠の人生」と言う意味を持っています。ベルラ・ヴィータを見ると、その真珠の綺麗さと技術の精密さに感動することでしょう。


真珠について学ぶ





 博物館を入って左のエリアに進むと、真珠の種類や、真珠の作り方など、真珠の知識を深められるエリアがあります。真珠の種類には天然と養殖があります。この博物館では養殖の中でも天然真珠と遜色のない真円あこや真珠や、半円あこや真珠について詳しいことが書かれていました。現在ジュエリーなどに使われる真珠の多くが、あこや貝から生まれた真珠です。また、真珠の製造方法の行程についても写真と文字で説明してあって、とても分かりやすかったです。真珠について学ぶには、ここのエリアを見てみるといいかもしれませんね!



 今回、神戸パールミュージアムにお邪魔して、はじめて真珠について詳しく触れることもできて、また神戸と真珠とのつながりについても知ることができて、神戸開港を祝う重要な神戸の歴史だと思いました。ここに来れば、真珠への興味関心が増すこと間違いなしです!まるで大きな貝殻にぽつんと輝いた真珠があるように、旧居留地にぽつんとたたずむ魅力ある博物館でした!ぜひ足を運んでみては・・・


神戸パールミュージアム

神戸市中央区東町122 日本真珠会館・1

http://www.japan-pearl.com/museum/


取材:坂本佳世