2015年11月22日日曜日

秋雨降るメリケンパークでアートと戯れる 2015/11/17

 神戸ビエンナーレ2015の開催期間もあとわずか、これは見逃すまいとメリケンパークに向かいました。

 モトコーの古道具屋さんの店頭を飾っていたような中古スピーカーが積み上げられてたできたいような鳥居をくぐれば真っ白なテントとコンテナがお出迎え。あとは夢見心地のひととき。すでに終了した東遊園地会場の作品も幾つか移されていたので、見応えありでした!

雨の中いざ、メリケンパークへ

 元町駅で降りた私は、傘をさして雨の中メリケンパークへ向かいました。途中、お肉屋さんがあったのでコロッケを購入。ホクホクのじゃがいもの中にコロコロのお肉が入っていてジューシーな旨さが体を包みます。。。
 駅から歩いて10分ほどすると大きな港が見えてきました。メリケンパークの入り口です。人生初のメリケンパーク入りを果たしました! 



会場までの道のり、神戸港の歴史街道
 メリケンパーク内を少し散策しました。すると神戸港の歴史が書かれたパネルがたくさんありました。ここで私は初めて神戸港の歴史を学びました!

 神戸港は、今年で開港150周年を迎えます。そのような記念すべき年に学べたこともあり記憶にしっかりと刻まれ、周りに外国人の観光客もたくさんいて、神戸の多国籍な感じを身にしみて感じることになりました。
 しばらく散策した後は会場へ向かい、ついに入場です!


入場直後、目の前に広がる芸術の山





 入ってすぐに見えるのは、オブジェが4つと生花が4つ。オブジェにはなぜか、かぼちゃが乗っていました。何を感じればいいのか……。
これに限らずほぼすべての作品に紹介文と、制作過程を説明したものがあり、作品に対しての理解を深められる良い場でした。
 歴史的事件を記録した作品や亜空間へ誘う作品(記事7)、そしてビエンナーレのテーマである「スキ」を様々な表現で表した書道(記事8,9)などなど非常に多くのジャンルの作品が一挙に集められていてとても1日では見きれる量ではありませんでした!!










戦略的配置に感服

 広い館内を歩きまわって多くの作品を見て、時には体験していると案の定お腹が空いてきました……。昼過ぎ限界まで空腹になった私はさっさと見て帰ろうと思い早足で歩きまわっていました。すると目の前に…


神戸にちなんだ料理が食べられるブースがありました。
来場者がお腹をすかすと見越しての配置でしょうか、ちょうど入り口から歩き疲れたなと思う位置にあったのです。
 私は、空腹と美味しそうな香りに耐え切れず昼食はここでとりました。
神戸…港町ならではの洋食文化と日本人の舌に合う味付けがされた料理はあなたの胃袋を掴むことまちがいなしです。

1日中楽しむことのできる空間

 滞在時間は1時間と決められた中で見たメリケンパーク会場。そこは、広すぎて1時間では到底見尽くせない素敵な場所でした。
 食事ができるところもあり、港の近くで気持ちの良い潮風を感じることもできる。そんな場所で触れる芸術は格別のものになることまちがいなしです!

 11月23日まで開催しているので、次は1日ここで過ごす勢いで作品を見て回ります!
取材: 渋谷和安起