2015年11月10日火曜日

神戸北野異人館街をうろうろ 2015/10/11


坂を登りきって異人館街に着くと、まるで異国に足を踏み入れたかのな大通りが私を待ち受けていました。中国や韓国からの観光客の観光ルートになっているようで団体で訪れる観光客でごった返していました。




風見鶏の館

 この館はドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏が自邸として1904年に建てました。 北野・山本地区に現存する異人館のなかで、れんがの外壁の建物としては唯一のもので、他の異人館と異なった重厚な雰囲気をもっています。1997年に放送されたテレビドラマ『風見鶏』で異人館ブームのきっかけとなった建物として知られています。


  


異人さんたちが神戸にもたらしたスポーツ文化


 サッカーやゴルフは今ではすっかり日本のスポーツとして定着していますが、実はそれらを日本にもたらしたのは神戸に住む外国人でした。

 まずサッカー。1871年に外国人居留地で試合が行われたという記録が残っています。神戸の外国人サッカーチー ムに胸を借りて強くなったのが御影師範学校(現・神戸大学発達科学部)や神戸一中(現・神戸高校)の学生や生徒たち、彼らは全国大会で大活躍しました。そういうサッカー経験者が集まって作ったのが少年サッカークラブ(神戸FC)やヴィッセル神戸です。

 ゴルフは神戸開港(1868年)と同時にやってきたイギリス人の貿易商A・H・グルームがはじめました。避暑のために山荘を構えた六甲で、自らも斧や鎌を握り1901年に4ホールのプライベートコースを完成させたそうです。それが発展してできたのが神戸ゴルフ倶楽部です。
 そのほか、スポーツクラブやマラソンが始まったのも神戸といわれています。神戸港を窓口にさまざまな異文化が日本に広まっていきました。神戸が持つエキゾチックなイメージはこういうところからきているのですね。

<参考>
神戸謎解き散歩 大国正美 編著 新人物文庫

北山拓実