神戸港夏物語2015”KOBE Music&Gourmet Port”
〜神戸港開港150年にむけて〜
場所:中央提・かもめりあ
〜神戸港開港150年にむけて〜
空を雲覆うなか会場に到着!
8月下旬にもなると太陽の当たるところは暑いものの、すこし涼しさが
若者たちや家族連れなどさまざまな人たちが訪れていた。
神戸の震災復興写真展示
改めて復興前と比較してみると、当時の惨状をまったく感じさせないほど復興を遂げたことに感慨無量。
Interview①:「ポートタワーの周りにもっと賑わいを作りたい」
西口毅さん(KOBE MUSIC & GOURMET PORT実行委員会)
一番おすすめしたいのは、震災復興写真のコーナーですね。あのころから神戸がどれほど復興したのかが、一目瞭然ですし、震災を忘れないという気持ちにもさせてくれます。「まなぶ船」や2日目に行う船のスタンプラリーも見逃せません。子どもたちに、実際に船に乗ってもらって、船がどういうものなのか知ってもらう。このような体験を通じて神戸はみなとの町であるということを実感してもらえればと思います。モザイクのあたりに比べて、東側にある中央提やポートタワーあたりは賑わっているとは言えません。そこでこのようなイベントを通じて、遊覧船やポートタワーとともに賑わうようになればと思っています。今後、このイベントではさまざまな国の料理の屋台などを誘致して、多くの人に来てもらい神戸港ならではのイベントにしたい、と考えています。
Interview②:「よさこいを通して地球を笑顔の星に」
小城有佳さん(颯爽JAPAN 代表)
真ん中の青いシャツの方が小城さん
イベントでのステージに出演されていた団体にもインタビュー!
基本的に衣服や音楽はオリジナル。神戸が拠点の団体なので、新しさやオシャレさを重視して、ベートーベンの曲から作曲したりして、勢いのある踊りを表現し、みなさんといっしょに踊れることを重視しています。“踊り”に国境はありません。どの国のどんな場所でも、鳴子を渡せば皆が1つになって踊りだします。わたしたちは踊りを通してもっと世界を笑顔にしたい。みんなが呼吸を合わせて踊り、会場の方々とも踊り、共に笑顔になれる。そうして、最後には“地球を笑顔の星にする”ことが最大の目標です。
明るくておしゃれな曲とパワフルな踊り。会場も一体となって笑顔で踊っていました。
(颯爽JAPAN)
1999年3月に箕面市で設立された“チームKinKi颯爽!” として活動を開始し、2005年3月に“特定非営利活動法人(NPO法人) 颯爽JAPAN”となった。 “踊り”を通じて国境や人種を超えた笑顔の創造を目指し、KOBE ALIVEというイベントの企画・開催や、トルコ、イタリア、アメリカ、タイといった海外でのよさこいの公演を行っている。2015年8月12日に高知県で行われた「2015よさこい全国大会」では兵庫県代表として出場された。
来て、見て、聞いて、踊って...そしてみんな腹ペコ。
ブログを見ているア・ナ・タに代わって、屋台を巡って舌づつみ
① 炭火焼ステーキドック
炭火で焼いた国産牛肉を塩コショウで味付けし、パンにたっぷり挟んで甘口ソースをかけた贅沢な一品。
肉がとても柔らかく、塩コショウとソースが絶妙にマッチし、口の中が溶けてしまいそう。
② 浜うどん
ダシのきいたうどんに、キツネ、肉、ワカメ、ネギ、かまぼこ、と多くの具材。うどんのコシも良く、食べ応えのある一品。
③ ハートビール
キリンが麦芽とホップと水だけで作り上げた純国産ビール。ヘルズブッカーというアロマホップを使っている。
よけいな苦みやしつこさが全くなく、さわやかな味わい。
④ フルーツワイン(赤)
赤ワインの中にフルーツが多く入った一品。
マンゴー、イチゴ、ブルーベリーといった果実がゴロゴロと入っており、フルーティな味わいでのどスッキリ!
⑤ お餅
今回のイベント初日の目玉、真夏の餅つき大会にも参加! 子どもや大人入り乱れて、「よいしょ!」の掛け声が港に響き渡る。
今回食べたのはきなこ餅。きなこの味が、つきたての柔らかな餅の中にしっかりと浸透、すごく柔らかくかつ弾力もあり、美味!
轟く和太鼓
神戸開港500年残日計除幕式でも演奏されていた和太鼓奏者木村優一さん率いる和太鼓の演奏でフィニッシュ。
神戸の強さ
このイベントに参加させていただき、イベント会場を取材させていただくと、改めて神戸が震災からいかに復興したのかというのが強く見えてきました。立ち並ぶ街並みも、船の出入りする港も、皆あのころからは考えられないほど、強くたくましく、より鮮やかに蘇っています。神戸という町の強さを改めて実感する素晴らしい機会になったように思います。
取材:西村成也